「完璧主義」ってなんかかっこいいイメージありますよね?
何でも完璧にこなせる超人みたいな…。
でも実際は、完璧を求めるがあまり先延ばしにしてしまう人が大半だと知って、自分にも当てはまっている…と落ち込みました。
それもそのはず、経験して失敗して…という過程を飛ばして、完璧なんて漫画の世界じゃないとそうそうあり得ません。
これは恋愛にも大きく関わってくることだと思います。
“完璧じゃない自分を受け入れること“が、相手に依存せず、健全な関係を育んでいくためには必要不可欠です。
そんな完璧主義から抜け出すための考え方を、私自身の経験をもとにまとめてみました。
失敗を恐れない
「失敗を恐れない」と簡単に言っても、それができたら悩んでねーよ!って感じですよね。
その気持ちよく分かります。
私自身も失敗した時の恥ずかしさとか、その後のことを考えてしまって、なかなか行動できない人間でした。
失敗してるところを見られたり、自分自身でも失敗を感じてしまうと「完璧」ではなくなりますもんね。
連絡先を聞いて断られたらどうしようとか、それを周りの人に言いふらされたら恥ずかしいとか、告白して関係を壊したく無いからこの気持ちは心に秘めておこうとか…。
黙っていてもモテるような見た目ではなかったので(このままではダメだ…。)という気持ちが強くなる一方、でも心の中の私は(完璧にできるようになったらやろう)と余計に行動できない負の連鎖に陥っていました。
そういった悩みを胸に秘めながらも、周りの友達の行動や考え方に目を向けてみたんです。
そこで感じたことは、みんなちゃんと“相手の立場に立って考えているんだな。“ということ。
当たり前のことかもしれませんが、その時の私は
“断られて恥ずかしい思いをしている自分“とか、
“関係が壊れて落ち込んでいる自分“とか
“自分“にしか気持ちが向いていなかったんだと気づきました。
相手のことを考えているふりをしていただけなんだな。と気付くことができたのです。
現実を正しく見る
まず、正しく客観的に状況を把握する。ということから始めました。
あの人はあの子のことを好きそうだな。とか、この人には嫌われている気がする。とか、は全部憶測です。
私は憶測で作り上げた世界で、勝手に卑屈になっていました。
現実を正しく見ようとし始めると、人の色んな感情の機微に気付きます。
これが“相手の立場に立って考える“ことに繋がって、自分ばかりに向いていた意識が周りにも向き始めます。
あの人はあの子を好きそうだと思っていたけど、あの人にも同じような態度じゃ無いか?とか、
嫌われている気がしていたけど、こちらもそっけない対応をしていたんだな。とか、
考え方次第で、自分の気持ちの表現方法も変わりました。
現実を正しく見ると、人の感情は人によって作られるということ。
決まっている感情なんてなくて、自分の接し方次第で相手の感情を変えられる。ということが分かりました。
小さな成功、大きな達成感
自分の言動によって、相手の感情を変えられることが分かると、じゃあ好きにさせることもできるんか!?って思いますよね。
正直、できるようにはなると思います。
でも失敗を恐れずに、現実を正しく見ることができても、まだ実践経験がありません。
そのためには“小さな成功“をいくつも積み重ねていくしかないです。
“意中のあの子と今日は笑顔で挨拶を交わす。“でも、“目が合った時にニコッとする。“でも何でも良いのでまずやってみる。
やってみて相手の反応を正しく見れるように、「自分なんて…。」とか、「俺は特別だ。」とかいう自意識を捨てて客観的に考えてみてください。
例えば、意中のあの子に笑顔で挨拶をした時に、相手にそっけない感じで挨拶を返されてしまった。「最悪だ!自分なんてどうせ…。」
と、なるのではなく
周りの状況がどうだったか、その人は急いでいたのではないか、人見知りなだけではないか、今日はたまたま機嫌が良くなかったのではないか…。など
そして、またトライしてみた時にどうだったか考える。
その客観的に考えることにたくさん時間がかかってしまうかも知れませんが、それは仕方ないです。はじめは何でも時間がかかります。
そうして試行錯誤を繰り返していくと、小さな成功に大きな達成感を感じれるようになります。
ネガティブワードは使わない
完璧主義から抜け出すために一つ気をつけたほうが良いなと思うのが、ネガティブワードを使わないということです。
口に出さず心の中だけでもネガティブな言い回しを使うと、客観的に判断することの邪魔をします。それが行動を阻害することにつながり、結果完璧主義から抜け出せません。
「今日は挨拶すると決めていたのに、結局緊張してできなかった。ダメな自分…。」
と心の中で言うのではなくて
「今日は挨拶しようとしただけで緊張した。明日またトライしよう!」
と意識的に言い換えるようにしてみてください。
きっと明日またトライすることができるようになると思います。
最後に伝えたいこと
“完璧“主義から“完璧“に抜け出すのは難しいことかもしれません。
実際に自分自身も、まだまだ失敗への恐れや、恥ずかしさを感じることはあります。
でも、そんな時の考え方を知っているだけで、これから先の成長につなげることができるのではないかなと思っています。